突然のR-18ゲーシナリオメモ(没案)
夜8時。何事もない普通の平日。
会社に行って、仕事して、仕事が終わって、帰りに弁当を買って、先ほど食べ終わったところだ。
25歳。大学を卒業して、社会人3年目。
ただただ、時間だけが刻々と過ぎていく。
満員電車に揺られ、仕事に追われ、上司に怒られ、疲れ果てて帰り……毎日同じことの繰り返し。
運よく、大企業に勤めることができた。世間一般的には、勝ち組と言われる人種だと思う。
地元の大学を卒業して上京した時は、希望に溢れていた。
だが都会の喧騒に飲まれ、慌ただしく時間が過ぎていくばかり。
大学生の時は楽しかったような気がするが、社会人になったら趣味も何もする気が起きない。
友達がいない。
彼女もいない。というか出来たことがない。
食べ終わった弁当を片付けず、ただただ薄暗く光る照明を見つめていた。
俺は何のために生きているんだろう。
ピンポーン
呼び出し音が聞こえる。
どうせN●Kだろう。昨日来たもんな。しつこいな。
下手に関わるとめんどくさいので、居留守を決め込む。
ピンポーンピンポーンピンポーン
ドンドンドンドンドン
呼び鈴を鳴らしながら、ドアを必死に叩く音が聞こえる。
本当にしつこい。無視だ無視だ。
「・・やくあけ・・」
ん?
「早く……開けてよ!!
早く!!早く!!」
「早くしないと……で……出る……っ!!」
女の子の声。
N●Kじゃないのか?
この声の必死さ、ただ事じゃなさそうだ。
俺はドアに向かった。
「も……も……もうだめッ……」
ドアを開けると、そこには、
ホットパンツをぐっしょり濡らして、足元に濁った水たまりを作りながら立っている女の子がいた。
**
シャワーの音が聞こえる。あの子が今使っているところだ。
きっとトイレを借りたかったんだろう……もっと早くドアを開けていれば、彼女は間に合ったのかもしれない。
罪悪感を感じ、すぐにシャワーとジャージの上下を貸したところだった。ろくに吹かずにバスルームに案内したものだから、床が少し汚れたけれど致し方ない。
正直なところ、緊張していた。
俺にはろくに女性経験がない。いわゆる童貞である。そして自分の家に異性を入れたのも生まれて初めてだった。
あの子の見た目は12~13歳ぐらいといったところか。子どもとはいえ、異性が自分の家のシャワーを使っているという状況にドキドキする。
いや、子どもと言っても、胸とかは少し膨らんでいたし……女性らしさが少し垣間見えて……発展途上って所か。しかも、かなり可愛かった。いわゆる美少女ってやつだ。
この急な状況、いろんな意味でドキドキせざるを得ない。そもそも、一人暮らしの男性の家に少女がいるっていう状況があらぬ誤解を生みそうで冷や冷やしている。
早く、あの子の家の携帯番号を教えてもらって、親に迎えに来てもらおう。それがいい。誤解を招かないようにしないと……
だが、ここでふと疑問がよぎる。
ここはアパートの4階。
なぜ、あの子はこんなところまで来てトイレを借りようとしたのだろう?
1階の部屋の呼び鈴鳴らしてもいいし。
というか近くにコンビニがあるから、そこに行けば確実だ。
更に、夜8時に女の子が一人で出歩いている状態っていうのもあまりよろしいものではない気がする。
近頃は結構物騒だぞ。親の教育が気になる……
冷静になって考えてみると、不可解な点が多い。
まあ、そんなことは枝葉末節なことだ。
如何にあの子を穏便に家から出すか……それが問題だ。
その時、居間のドアが開いた。
ぶかぶかのジャージを来たあの子が入ってきた。
顔が赤い。そりゃそうか。恥ずかしいよな……
「えっと……あの……あの……ありがとう……ございます」
どうやら緊張しているご様子。俺もより一層緊張する。
だがここは大人にならねば。緊張を隠し、平常心を装わねば。
「全然いいよ。ちょっとびっくりしたけど……
ごめん、早くドアを開けてればこんなことには……」
本当はだいぶびっくりした。
「えっと、家の電話番号教えてもらえないかな。
お母さんに迎えに来てもらわなきゃ」
「……」
「……お母さんはいない」
「え?」
「そ……そんなことより」
少女は深呼吸する。
「わ……私と……」
そして、この衝撃の発言は俺の頭を硬直させることになる。
(ウェイトを挿入)
「私と、えっちしてください!」
………………………
「……ふあっ……」
そして、彼女は膝を崩し倒れた。
**
少女の思わぬ発言に意識がショートしていたが……
我に返った。
目の前で、少女が倒れている。
「だ、大丈夫……?」
おでこに手を乗せた。大分身体が熱い。
シャワーでのぼせてしまったのか……?
と、とりあえずこういう時は。
選択肢
▶熱ひやシートをおでこに乗せる。
▶レイプする
(レイプするの場合)
「はぁ……はぁ……」
少女のかすかな吐息。
ぶかぶかのジャージがはだけて、肩が露出している。
垣間見える白くて美しい柔肌に、俺の中の獣欲が刺激されないわけがなく―――
いやいやいやいや何考えているの?
犯罪だろ!あんまりだろこの選択肢!!
それにそんな男の本能に従ってしまっては、この子を大きく傷つけることになる……!
で、でも自分からえっちしたいって言ってたし……
いやいや何考えているんだ、あれは言葉の意味を知らず、寝ぼけて言っているだけだ!
一瞬でも邪な想像をしてしまった自分を嫌悪した。
(熱ひやシートをおでこに乗せる。の場合)
とにかく、ここは――
熱ひやシートだ。これを張って、あとはタオルケットでも被せておけば落ち着くだろう……
**
「むにゃむにゃ……ここは……」
「やっと気づいたか……」
少女は倒れてから20分ぐらいして目が覚めた。
その間、何故だか凄く悶々としてたことは言うまでもない。
どうして、彼女はあんな発言を……
「すいません、私、ちょっとのぼせてたみたいです……
熱いの、苦手で」
「シャワーの温度、熱くし過ぎちゃったか?ごめん……」
「それにしてもおでこのこれ、冷たくて、気持ちいい……これ、何なんですか?」
「熱ひやシートだよ。知らなかった?」
「へー……」
しばしの沈黙。
「ほら、ポカリスウェットだ。飲みなよ」
「い、いえお構いなく。ありがとうございます……ちょっと落ち着きました」
俺自身も少し落ち着いた。
彼女が寝ているときは気が気でなかった。特に下半身が……
とにかく、時刻は9時半を回っている。早くこの子を家に帰さないと。
「えっと、家に電話するから、電話番号を教えて?」
「……私、帰る家はありません」
「え?」
家出少女ということなのか。
「……いや、私、帰れないんです」
「スペルマを回収しないと」
「……スペルマ?」
スペルマって……精子……だよな……
「だから……私と……えっち……してくださいっ」
ま、また……
お、落ち着け、ここは大人の対応だ……
「あ、いや、あの……」
頑張れ童貞の俺!
「そ、そんなこと、男の人に軽く言っちゃいけないよ!」
「じゃ、じゃあセ……セックス……」
「同じだよ!!そもそも、どういう意味か分かって言ってるの!?」
「そ、そんなことわかってます!こ、これでもサキュバスなんですから!!
えっと……その、おちん…………ちん……に……お……おまん……こ……を……」
「も、もういいよ!!」
……ん?
サキュバスって?
いや、それはともかく……こ、ここはどうすれば……
「……私、家に帰れないんです。
あなたと契りを結んで、スペルマを搾取しないといけないんです……」
ちょ、ちょっと意味が分からないぞ。
だが、彼女を必死そうな顔を見ていると、このまま彼女の家に帰すというのはそうそう敵わないものだと悟った。
「だから、私とえっちしてください!契りを結んで、私の眷属になってください!」
「い、いや、それはだめだ!!未成年とそういうことをするのは、犯罪なんだよ!!」
「もう!私、これでも\N[1]くんより年上なの!
156歳なの!」
「ええ!?」
「い、いや見た目まるっきり子供だし。
ダメだ、ダメ!!ダメなものはダメなんだよ!」
大人として、社会人として。
断固として拒否を貫いた。
「そう……ですか……」
やった、諦めてくれた……
「でも……」
「え?」
「……さっきから、その……
\N[1]くんのおちん……ちん……大きい……よね……?」
「!!」
「……私、わかるの。サキュバスだから……
それなのに、どうして……」
…………!!
「……ところで、どうして俺の名前を知っているんだ。
それにサキュバスって……何なんだ?」
「……どうしてって」
「私、あなたのことを調べて、ここまで来たから……
……ほ、本当は、もっとスマートに出てくる予定だったんだけど……
道に迷っちゃって……トイレもどこにあるかわからなくて……それで……」
もらしてたもんな……
「私はサリア……サキュバス……
こ、これでも、背中には羽と、尻尾もあるんだよ?小さいけど……」
彼女は後ろを向いてジャージのズボンを下ろそうとする……
「み、見せなくてもいい!!」
(見たいけど……)
「あっあっごめんなさい。
私たちサキュバスは、スペルマを回収するのが仕事なの。
それがないと、生きていけないから」
「わ、私……勉強もできないし、実技もできないし……ドベだけど……、
でもそれでも、何としても、スペルマがいるの……良質なスペルマが……
あなたは童貞だし……童貞さんのスペルマは、栄養素が高いから……」
「そ、そうなのか……」
「だ、だから私とえっちして契りを結んで欲しいんです……」
「い、いや……だ、駄目だ。駄目なんだ。
もしバレたら、俺は社会で生きていけなくなる……」
「そ……そう」
「と、とりあえず疲れただろう。
ベッド貸すから、今日は休んでくれ……
俺、明日も仕事があるんだ」
「あ、明日ならヤってくれるんですか……?」
「そういうわけじゃないけど!
家に帰れないなら、せめて」
「そ、そうですか……」
「ありがとうございます。
では、ベッドを使わせていただきます……」
「お……おう……」
サリヤはベッドに入るなり、すぐに眠りに入った。
余程疲れていたのだろう。
「……」
「すー……すー……」
寝息を立てている。
思わず、彼女の顔を覗き込んだ。
改めてこの子、めちゃくちゃ可愛い。
めちゃくちゃにしてしまいたいくらいに可愛い。
正直に言うと、俺の好みにドストライクだ。
それに、俺はロリコンの気がある。
街を歩いていると、年端のいかない少女の胸のふくらみや、
スカートやホットパンツを履いている少女のふとももを思わず見てしまうくらいにはロリコンだ。
だからこそ。だからこそだ。
ムラムラはせど、襲ってはいけない。
淫行条例に抵触するとかそれ以前の問題だ。
少女を傷つけたり、悲しませることをしてはいけない。
君子曰く、「Yesロリータ、Noタッチ」だ。
俺は理性の力で、このサリヤのお誘いを断った。
そもそも、サキュバスとか言われても訳が分からないし。
そんな空想上の魔物が、現実にいるわけがない。
―――少女を傷つけたり、悲しませることをしてはいけない。
でも、この少女は自らえっちを望んでいたのではないか。
……いけない。また勃起してきた。
さすがに、性欲処理をしないとまずいか。
だがさすがに、この少女の寝ているワンルームでオナニーはしづらい……
やるならトイレか……浴槽か……
「すー……すー……」
彼女が寝返りを打った、今うつ伏せになっている。
ふと気になった。
彼女の背中に本当に羽が生えているだろうか。
ぶかぶかのジャージをこう、めくって、背中を見て確かめるだけなら……
それはまずいんじゃないか!?
いや、胸を見るわけじゃない、あくまで背中を見るだけなんだ……
ど、どうしよう。
▶見る
▶見ない
(見ないの場合)
い、いや、駄目だ。
背中と言えど、駄目だ……
ここはもう寝よう。明日も仕事だし、備えるんだ。
(見るの場合)
背中だけなら……いい……よな。
心音が鳴る。激しく鳴る。
背中を見るだけ。見るだけ。
それでも女性経験のない童貞には、相当勇気のいる行為だった。
うつ伏せになっているサリヤ。
ぶかぶかのジャージの首元を掴み、慎重に、ゆっくりと持ち上げた。
そして覗き込んだ。
垣間見える美しい背中。
そして……
彼女の背には、蝙蝠のような黒い小さな羽根が付いていた。
彼女の陶器のような美しい背中を垣間見、俺のムラムラは頂点に達した。
すぐさまトイレに駆け込む。俺のイチモツが、ギンギンに脈を打っている。
すぐに右手でしごき、ほんの僅か数十秒で果てた。
いつもより精子……スペルマが沢山出た気がした。
**